平素は特定非営利活動法人高次脳機能障害者支援「笑い太鼓」の活動に格別のご支援、ご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
高次脳機能障害のある方は退院後、ご家族や支援者など周りの方たちの協力のもと社会生活の再開に向けて様々に努力されることになります。社会生活を送るうえで、自分で自分のやりたいことを実現するためには、ことあるごとに様々な選択の機会が出てきますが、もともと、発症前にできていた時と同じように判断して行動すると、思わぬ波紋を呼ぶことがあります。
脳損傷後の後遺症が原因となり、先の予測がうまく立てられないとか、失敗経験の積み重ねから学ぶのが難しいという事に、ご本人が気づけないということがあります。時には大きな金額の買い物や契約をしてしまい、抜き差しならない状況になってしまうことも多々あります。
そのような、自分で「選択する」「決定する」という権利と「リスク管理」という大変悩ましい問題をどこまでどのようにとらえるべきか、高次脳機能障害者の社会生活に向けた支援に長年携わってこられた野々垣睦美氏をお招きして参加者の皆様と考えたいと思い、今回の講演会を企画いたしました。
今回の講演会がきっかけとなり、高次脳機能障害のある方が安心して暮せる方法を皆様と共有できますよう、たくさんのお申し込みをお待ちしております。
何卒よろしくお願い申し上げます。
令和6年12月
特定非営利活動法人高次脳機能障害者支援 「笑い太鼓」
理事長 鈴木 正
今回のセミナーでは、野々垣先生にご講演いただきます。
オンラインセミナーとなりますので会場へご来場いただく必要はなく、インターネット環境があればご都合に合わせて講演動画をご覧いただけます。無料で参加できますが、お申し込みが必要になりますので、期間内(2025年4月30日(水) )までにお申し込みください。
資料はPDFファイルのダウンロードとなります。事前の郵送はありませんこと、ご了承ください。
プログラム
オンデマンド配信 2025年3月10日(月)~ 4月30日(水)
期間中はインターネットでいつでも何度でも講演をご覧いただけます。
第1部 講演
講師 野々垣 睦美 氏(特定非営利活動法人 高次脳機能障害友の会ナナ クラブハウスすてっぷなな 統括所長)
第2部 Q&A
高次脳機能障害のある方へ日頃支援をしている方々からの事前質問(第1次締切までに申込の方のみ可能)にお答えします。
(すべての質問に回答できない場合もありますこと、ご了承ください。)
参加費
無料
講師紹介
野々垣 睦美(ののがき むつみ) 氏
<ご略歴>
1996年3月 国立療養所箱根病院附属リハビリテーション学院 作業療法学科 卒業
2018年3月 神奈川県立保健福祉大学大学院 保健福祉学研究科
保健福祉学専攻(博士前期課程) リハビリテーション領域 修士
1996年4月 神奈川県総合リハビリテーションセンター 勤務
2004年3月 同 退職
2004年4月 クラブハウスすてっぷなな 開設
障害者地域作業所としてスタートし,2010年に地域活動支援センターへ変更
同時期に障害者自立生活アシスタント事業(横浜市単独事業)を開始した
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